福岡の百道にあるフラダンス教室。本場フラダンスの動きをひとつひとつ基礎から教えます。

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Hula

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Hula

Hulaは、一見簡単に踊れそうに見えますが、簡単に踊れるものではありません。
日本人にも、HAWAI‘Iの文化を理解すること・謙虚な気持ちで日々の努力を繰り返すことにより、 HAWAI‘Iの人のように優雅にHulaを踊ることは、不可能ではないと考えております。

他の踊りにも共通するものと思いますが、美しく踊るには、基本を重視した基礎練習の積み重ねにより生まれるものであり、スカートで隠されている足・腰の多くの筋肉を驚くほど使って踊っている為、優雅に簡単そうに見えるのです。 
腰の動きは、波が沖から海岸に向けて一定のリズムで打ち寄せている様子・風に優雅に揺れる木々等を表しています。  
また、私達が生きている証拠でもある脈拍を表しているとも言われています。 
正常な脈拍が常に一定のリズムを刻んでいるように、腰の動きが止まることはありません。 HAWAI‘Iの人々が、“Hulaは、ハワイ人の心の鼓動である”と言われる一つの由縁です。

Hulaは、普段あまり使わない筋肉を使います(身体を酷使するものでは、ありません)ので、日々の反復練習で身に付けて行くことにより、本来のHAWAI‘Iの伝統Hulaを踊れるようになります。
Hulaは、HAWAI‘Iの文化そのものですので、HAWAI‘Iの人々に対し常に敬意を表しながら踊るべきものと考えています。 
日本流に変えたフラを踊ることは、HAWAI‘Iの人々に失礼にあたる事とも思っています。

そして、Hulaは美しく優雅に踊るだけのものではありません。
Hulaは、踊りを通じて人として重要なこと・生きていく上で大切なこと等を、いろいろ学ぶことができることが、他の踊りとは大きく違うものと思います。
従いまして、Hulaを学ぶにあたり多くの利点がありますが、ここでは身近な利点に絞らせて頂き、述べさせて頂きたいと思います。

第一に、他国の文化を自然に学ぶことができます。
Hulaは、HAWAI‘Iの文化そのものですので、日本の文化とHAWAI‘Iの文化をバランスよく取り入れることにより、より魅力的な人間として成長できるようになります。

第二に、誰にでも、“フレンドリーでオープンな心・思いやり”を持てるようになります。
同じ教室で、Hulaを習う人は年齢に関係なく、全員 Hula Sister(フラ姉妹)になります。
控えめで人と接することが苦手な人も、皆優しく姉妹のように接しますので、気兼ねなく・楽しく・リラックスしながらHulaのレッスンを受けて頂くことにより、食事会・誕生日会・メレフラ パーティー(Hulaを踊り楽しむ会)等を通じ心が開け、恥ずかしがらずに会話ができ、自分自身が必ず持っている素敵な・素晴らしいものを自然に表現出来るようになります。 
レッスンを通じて教室内で心を開くことにより、気兼ねなく何方にも接することができ、私的な事でも相談できるような関係が自然に生まれ、この経験が日常生活にも役立つものになります。 また、Hulaは隣(前後左右)で踊っている人に思いやりを持ちながら踊ることが大切になりますので、 何方にも思いやりを持ちながら、優しく接することが自然に出来るようになります。

第三に、知性・女性らしい立ち振る舞いが身に付きます。
HAWAI‘I/Hulaの知識だけではなく会話力・決断力・柔軟な考え方が、身に着くようになります。
また、Hulaは、手の指先で色々な表現をしていきます(腕の動きも重要ですが)ので、日常生活の中でも女性の優しく優雅な指の使い方が自然に出来るようになり、また歩く時にも何所に重心を置くべきかを理解出来る様になりますので、背筋が伸び姿勢も良くなり歩き方に良い影響が生まれ、身のこなしが美しく・立ち振る舞いが優雅になります。

また、Hulaには、重要な言葉が存在します。
それは、皆さんご存知の ALOHA(アロハ)です。
“ALOHA” とは、単に挨拶の言葉、愛を表現する言葉だけの意味ではありません。
“ALOHA” とは、五つの言葉から構成されています。

A = AKAHAI (アカハイ) = 優しさ、 思いやり の意。
L = LOKAHI (ロカヒ) = 調和、 結束性 の意。
O = ‘OLU‘OLU (オルオル) = 楽しさ、 心地よい の意。
H = HA‘AHA‘A (ハッアハッア) = 謙虚さ、 謙遜 の意。
A = AHONUI (アホヌイ) = 忍耐、 我慢強さ の意。

この五つの言葉を大切に心に抱き踊るものが HULA です。
また日常生活でもこの言葉を忘れずに、人と接することが重要であることを常に HULA は教えてくれます。

Hula 身体

HULA は、決して身体を酷使したような踊り方はしません。
本来の人間の身体の使い方、また何処に重心を置て生活するべきかを、踊りを通じて教えてくれます。
日本人の多くの人は、つま先に重心を置いて生活をしておりますが、HAWAI‘I の人々は カカト に重心を置いて生活しています。
従いまして、日本人のお年寄りに腰が曲がっておられる方をよくお見かけしますが、 HAWAI‘I のお年寄りで腰が曲がっている人を、お見掛けしたことはありません。
人間は何処に重心を掛けて生活すべきかを、的確に教えてくれる良い例であると思います。
また HULA は、人間工学から考えても、非常に理にかなった身体の使い方をします。

HULA を習われている方の中で、腰を痛めたり、ヒザを悪したとの話を良く聞きますが、 これは本来の HULA の身体の使い方を、正確に理解されずに踊り続けられたことが原因と思われます。
HULA は、身体を リラックス させ身体の仕組みに添って動かしますので、身体のバランスが良くなるものであり、 決して身体を痛めたり悪くさせるものではありません。

Hula 表現

HULA は、正確な足の動きに基づき、表現したい具体的な形を両手の動きにより作り出し、その形にあった感情を 顔の表情によって伝えていくものです。
また、踊る楽しさを心に抱きつつ踊らなくてはいけませんが、踊り手の責任として守るべき重要点は、曲の意味、 背景にあるものを忠実に伝えて行く役割があるということを、忘れないように心掛けることが必要です。
楽しい時には楽しそうに、悲しい時には悲しく、素晴しい自然を目の前にした時にはその感動を...

人前で素直に表現をすることが苦手な日本人は、先祖代々から常に謙虚であるべきとのDNA を 受け継いでいるのかもしれません。(時には、素晴しいことであると思いますが...)
ハワイの人達は、素直にご自身の感情・思考を表現されます。 
(自己主張が強い・我が儘という事では決して有りません。時には、日本人よりも謙虚なところもあり、忍耐強いことも...)
従いまして、HAWAI’I の文化である HULA を学ぶことにより、素直に感動、感激、歓喜などを人前で表現できるようになります。
HULA を上手に踊る人のビデオを観て、その人の真似をするのではなく、ご自身の日常生活の中で自然に出てくる表情を、 素直に踊りの中で表すことが大切であり、また本来の意味あるHULAの踊りに近づける道です。